看護師としての在り方を考える

胃瘻というものに対しては、どうしてもいいイメージが持てません。

私のいる病院はメインが精神科なのですが、認知症の方向けの精神科病棟もある為、それに併設されてか、すぐ隣に療養病棟という、精神科とはあまり関係ないような病棟も併設されています。
認知症病棟から移動する方もいれば、全く関係なく他の病気などで入院される方もいるみたいです。

私がいる認知症病棟から三か月くらい前に一人、療養病棟に行った方がいました。
基本的に自分の病棟以外には行くことがないので、どんな感じなんだろうと何となくは思っていたのですが、この前全病棟合同の活動でリハビリルームに行った時に、本当に久しぶりにその方に会いました。
まだ元気なのかなぁ、と声をかけて、その時は私は特に何も感じなかったのですが、療養病棟のスタッフと仲のいい他のナースが教えてくれたんですが、その方がどうやら、胃瘻をつけることが決まったそうです。

え!? だって、うちの病棟にいる時まだ一応経口摂取で行けてたし、どうして!? ってなりました。
確かに経口摂取は出来ていたけれど、基本的にゼリーしか食べれない状態で、たまに点滴もしていました。
そこで、療養病棟に移ってから今後どうするかということで家族と話し合った結果、胃瘻をすることになったそうです。

胃瘻。
要するに胃に直接栄養を流し込むだけで、食事をする楽しみなんてあるわけありません。
けれど栄養だけは入るから、死ぬに死ねない状態になってしまう。
私の胃瘻に対するイメージが悪すぎるだけかもしれませんが、実際私が医療療養型病棟にいた時がそんな感じでした。
家族さんの中にも、医者に勧められて胃瘻にしたはいいけれど、会話もできなくなって意思疎通も出来なくなって、反応もないけれど栄養を入れられてしまうので、死ぬことさえできなくなってしまった、と話される方もいました。
そんな時私は返す言葉もなくて、何を言うこともできませんでしたけれど。

結局、今の私にしたって何かが言えるわけではありません。
意思疎通が出来たり、自分で十分に動けている状態、ADLもある程度あるのならば、胃瘻をするのだってやぶさかではないだろうけれど、先のことを思うと、本人の意思に関わらず延命措置をされているようで、なんだかいい気がしません。
あくまで、私が嫌だと思う、というだけで、医療行為として否定できるものでもないんでしょうけれど。
なんだかその患者さんが、遠くに行ってしまうような気がしてしまいました。
看護師として何が出来るか、改めて考え直す出来事でした。
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